正負の数のたし算(加法)

足し算は難しい言葉で加法と言います。

 正の数+正の数

次はそんなに難しくないですよ。

3+5=8

これは大丈夫ですね。では、正負の数でも話したように、3は+3と書けたし、5は+5と書けましたね。もちろん8も+8と書けます。
ということで、

(+3)+(+5)=+8

ということで、符号は+で、数字のところはたし算ですね。ちょっと、やっておきましょう。

 (+3)+(+4)=+7  ← +(3+4)
(+12)+(+7)=+19 ← +(12+7)

「符号は同じ! 数字は和」

 正の数+負の数

では、先ほどの(+3)+(+5)の計算の(+5)を(+4),(+3),・・・と減らしていきましょう。

(+3)+(+5) +8
(+3)+(+4) +7
(+3)+(+3) +6
(+3)+(+2) +5
(+3)+(+1) +4
(+3)+ 0  +3

ということで、(+5),(+4),(+3),・・・と1ずつ減らしていくと、答えも1ずつ減りましたね。この調子で続けていくと

(+3)+(−1) +2
(+3)+(−2) +1
(+3)+(−3)  0

ですね。さらに、このままもう少し続けると、

(+3)+(−4) −1
(+3)+(−5) −2
(+3)+(−6) −3
(+3)+(−7) −4

となっていきます。さて、ここから計算の仕方を見つけないといけないんですけど、気づきました?

3)+(−1)

2 ← (3−1)

3)+(−2)

1 ← (3−2)

(+3)+(−3)

 0  ←   (3−3)

(+3)+(4)

1 ← (4−3)

(+3)+(5)

2 ← (5−3)

(+3)+(6)

3 ← (6−3)

(+3)+(7)

4 ← (7−3)

答えの数字の部分は2つの数字の差、 符号は数字の大きい方の符号がついていますね。

「符号は大きい方! 数字は差!」

 ここで、ちょっと加法の交換法則 そして、 負の数+正の数

「5+3」も「3+5」も同じです。このように前と後ろを入れ替えるのを交換法則と言います。

 交換法則 : 

ということは、この交換法則を使うと、
 
(−1)+(+3) +2
(−2)+(+3) +1
(−3)+(+3)  0
(−4)+(+3) −1
(−5)+(+3) −2

ということになりますね。ということは、先ほどと同じ計算の仕方ができますね。ちょっと、やっときますね、

(−3)+(+9)=+6 ←数が大きい方は+9 だから +(9−3)
(−7)+(+2)=−5 ←数が大きい方は−7 だから −(7−2)

「符号は大きい方! 数字は差!」

 負の数+負の数

(−5)+(+3)=−2でしたね、+3の部分を1ずつ減らしていくと、

(−5)+(+3) −2
(−5)+(+2) −3
(−5)+(+1) −4
(−5)+ 0 −5

と、答えも1つづ減っています。では、そのまま続けていくと、

(−5)+(−1) −6
(−5)+(−2) −7
(−5)+(−3) −8
(−5)+(−4) −9

ということで、これを見て何かに気づきましたか。今度は、符号は−で、数字は足し算ですね。

「符号は同じ! 数字は和」

 

 まとめて、れいだい

それではまとめておきましょう。

同符号の加法

符号は同じ! 数字は和!

異符号の加法

符号は大きい方! 数字は差!

では、例題です。
 

<例題> 次の計算をしましょう。
(1) (+8)+(+3)    (2) (−9)+(+7)
(3) (+9)+(−3)    (4) (−5)+(−7)

それでは、解いていきましょう。


(1) (+8)+(+3)

同符号の足し算ですから、答えの符号も同じ! 数字の部分は和でしたよね。ということで、

(+8)+(+3)=+11


(2) (−9)+(+7)

異符号の足し算でしたね、答えの符号は数字の大きい方(−9)の符号ですから、「−」です。
数字の部分は差でしたから、

(−9)+(+7)=−2


(3) (+9)+(−3)

異符号の足し算です。答えの符号は(+9)と同じ符号、で数字の部分は数字の差でした。

(+9)+(−3)=+6


(4) (−5)+(−7)

同符号の足し算ですから、答えの符号も同じで「−」、数字の部分は数字の和でした。

(−5)+(−7)=−12


今回はここまでです。後は、練習問題をがんばろう!…練習問題へ

次回は正負の数の引き算に挑戦しましょう!でも実は・・・

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