正負の数のひき算(減法)
ひき算を難しい言葉で減法といいます。
正負の数のときに、
「先生、今日は-100本毛が減ったなぁ」=「先生、今日は+100本毛が増えたなぁ」
という話をしたのを覚えていますか?「-100本・・・減った」は「+100本・・・増えた」と同じ意味だったんですよね。
ほかには、
「+300円の利益」 |
= |
「-300円の損失」 |
「-5%増加」 |
= |
「+5%減少」 |
「-10点上がった」 |
= |
「+10点下がった」 |
「+5個あげる」 |
= |
「-5個もらう」 |
では、これを参考に、問題です。 「+100をひく」 をいいかえるとどーなるでしょう?正解は!
「+100をひく」=「-100をたす」
でした!あってましたか?
では、問題を1つ・・・
(-5)-(+3)
これをやってみましょう。この問題は「-5から+3をひく」ということですね。「+3をひく」ですから同じ意味がありましたよね。
「+3をひく」=「-3をたす」
でしたね。「逆になれば逆になる」です。ということは、
「-5から+3をひく」=「-5から-3をたす」
ですから、
(-5)-(+3)=(-5)+(-3)
と、実は「たし算」にできるんです!すばらしい~!では、まとめますね。
ひき算は、-(ひく)は+(たす)にして、すぐ後ろの符号を逆にしろ!
▲-(+□) ⇒ ▲+(-□) ▲-(-□) ⇒ ▲+(+□) |
いいですか、あと、たし算も思い出しておきましょう。
同符号の加法 |
符号は同じ!数字は和! |
異符号の加法 |
符号は大きい方! 数字は差! |
あっ!そーだ。さっきの計算の答えはまだでしたね。最後は「同符号の加法」ですから
(-5)-(+3)=(-5)+(-3)=-8
でした。
それでは、例題をやって見ましょう!
<例 題> 次の式をすべてたし算の式に直しましょう! (1) (-6)-(-5) (2) (+4)-(+2) (3) (-4)-(-5)-(+7) (4) (-1)-(-2)+(-3)-(+4)+(-5) |
では、やってみましょう!
(1) (-6)-(-5)
-(ひく)を+(たす)にして、すぐ後ろの符号(今回は-5)を逆にするから+5にするんですね。
(-6)-(-5)=(-6)+(+5)が答えですね。(ちなみに計算すると-1ですよ)
(2) (+4)-(+2)
-(ひく)を+(たす)にして、すぐ後ろの符号(今回は+2)を逆にするから-2にするんですね。
(+4)-(+2)=(+4)+(-2)が答えですね。(ちなみに計算すると+2ですよ)
(3) (-4)-(-5)-(+7)
おっ!ひき算が2回でてきました。それぞれでやるんですよ。 -(-5) ⇒ +(+5), -(+7) ⇒ +(-7) になるんですよ。
(-4)-(-5)-(+7)=(-4)+(+5)+(-7)が答えですね。(ちなみに計算すると-6です)
(4) (-1)-(-2)+(-3)-(+4)+(-5)
なんじゃ、こりゃ~!ひき算のところに注目!-(-2)と-(+4)の2ヶ所だけ! -(-2) ⇒ +(+2), -(+4) ⇒ +(-4) になるんで、
(-1)-(-2)+(-3)-(+4)+(-5)=(-1)+(+2)+(-3)+(-4)+(-5)が答えです。(計算すると-11)
ということで今回はここまでにしま~す!それでは、練習問題に挑戦だ!
長い間お疲れ様でした。次回は、+(たす)が省略できる話です。( )なんて書く必要がなくなるぞ!
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