|
累乗
さて、次の計算をして見ましょう。
3×3×3×3
「3を4回かけましょう」ということですね。左から順にかけていって、
3×3×3×3=9×3×3=27×3=81
となります。さて、「3を4回かけましょう」というのを「3×3×3×3」と書くのって面倒ですね。たとえば、「3を100回かけましょう」という式を
3×3×3×3×3×・・・
と100回も書くのは大変!式を書くだけで「ぞっー」としますよね。そこで、昔の数学屋さんは「3を100回かけましょう」という式を
3100
と書くことにしようと決めたんです。読み方は「3の100乗(じょう)」と言います。(もちろん、こんなの計算すると大変ですから、コンピュータにさせてあげてくださいね。)
実は3100のように同じ数字を何回もかけるのを「累乗(るいじょう)」といい、右肩についている数字(3100だと100の部分)を「指数(しすう)」といいます。
ところで、先ほどの3×3×3×3ですが、
3×3×3×3=34
と書けるんですね。
| よく間違えちゃうんです「( )あり」と「( )なし」 |
さて、次の2つの式を見てみましょう。
−24, (−2)4
さて、一瞬同じように見えるこの2つ。実は計算すると結果が異なります。さて、違いはわかりますか?
|
−24 |
= |
− 2×2×2×2 |
|
(−2)4 |
= |
(−2)×(−2)×(−2)×(−2) |
ということです。もうちょっと、説明すると、−24の方は「2を4回かけて、−1倍(−をつけるということ)してください」ということ、 (−2)4の方は「(−2)を4回かけてください」ということですね。
では、−24から計算してみましょう。2×2×2×2=16ですね。で−1倍する(−をつける)ので
−24=− 2×2×2×2=−16
(−2)4の方は(−2)×(−2)×(−2)×(−2)ですから、「−が偶数個のかけ算は正の数」でしたね。
(−2)4=(−2)×(−2)×(−2)×(−2)=+
2×2×2×2=16 (+16でもOK)
ということです。
「なぁ〜んだ!+と−の違いだけか」とお思いのあなた!
「16億の赤字」と「16億の黒字」
の違いは大きいですよ!そんな間違いをされたら、きっと激怒するでしょうね。「借金地獄」と「億万長者」の違いですからね。
「符号違いは性格が正反対! 符号の間違いで世の中、大違い!」
ですよ!
(p.s 「億万長者」もきっと、マルサとの戦いで大変でしょうが・・・)
では、次のことを肝に銘じておいてください!
|
累乗の計算は「何を何回かけるのか」を計算する前に考えよ! |
では、例題です。
|
<例題> 次の計算をしましょう。 (1) 72 (2) −53 (3) (−3)4 (4) (−6)3 (5) (−2)3×(+4)2 |
それでは、解いていきましょう。
(1) 72
「7を2回かける」つまり、7×7ですよ
72=7×7=49
(2) −53
「5を3回かける」です。だから、5×5×5ですね。あと、前にある「−」を忘れないでね。
−53=− 5×5×5=−125
(3) (−3)4
「−3を4回かける」です。−が4個(偶数個)なので、答えは+ですよ!
(−3)4=(−3)×(−3)×(−3)×(−3)=81
(4) (−6)3
「−6を3回かける」です。−が3個(奇数個)なので、答えは−ですよ!
(−6)3=(−6)×(−6)×(−6)=−216
(5) (−2)3×(+4)2
まず、累乗の部分(−2)3と(+4)2を計算しましょう。(−2)3=−8,(+4)2=16ですね。後は、−8と16のかけ算ですよ。
(−2)3×(+4)2=−8×16=−128
今回はここまでです。次回は「正負の数のわり算」です。でも、「わり算は・・・」
トップページへ戻る |